2019年7月17日 |
小麦に含まれている「グルテン」や乳製品に含まれている「カゼイン」が腸を荒らすと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。そしてグルテンフリーやカゼインフリーを実践している人も多いかもしれません。
しかし、グルテンフリー、カゼインフリーを実践していても体に不調があるのはそれは「レクチン」が原因かもしれません。レクチンとは植物が動物から身を守る為に自ら作り出した化学兵器「植物毒」と言われるものです。(グルテンもレクチンとの一種です。)
植物性レクチンは糖鎖に結合するタンパク質でこれを動物が摂取すると身体の中で炎症作用を引き起こすことが知られています。『食のパラドックス』の著者はレクチンの恒常摂取により、体重増加や関節リウマチ、潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患、腫瘍発生の基盤になると博士は主張しています。
命を支えてくれる野菜、果物が同時に有害な物質も宿しているパラドックス(二律背反)があるという事実は驚きです。ちなみに大豆、玄米は圧力で炊くとレクチンの大半は無毒化されるみたいです。
参考文献『食のパラドックス』スティーブ・R・ガンドリー
<体がよろこぶ「食べて良い食品」> アボカド、ナッツ全般、栗、ココナッツ、オリーブ、ダークチョコレート、海藻類、きのこ類、アブラナ科の野菜類(ブロッコリー、白菜、キャベツなど)、オクラ、玉ねぎ、葉菜類、サツマイモ、サトイモ、こんにゃく、柿、味噌、キムチなど
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<レクチンたっぷりの「食べてはいけない食品」> 玄米、パン、パスタ、蕎麦、シリアル、ジャガイモ、砂糖、豆類全般、豆腐、枝豆、ピーナッツ、カシューナッツ、チアシード、トマト、ナス、キュウリ、カボチャ、メロン、トウモロコシなど
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